恋する三日月


「結衣?」


怪訝そうに覗き込むようにミチルに呼ばれ私は我に返る。


「あ、何?」


「ボォーッとしないでよ。」


「ごめん。で?」


「だからぁ、…。」


それからミチルのまた新しい男をどうやって探そうかという演説をうわのそらで聞きながらチラッと龍二の方を覗き見る。


…まるで何事もなかったように戻ってる。


正直、私は龍二が苦手で向こうも私を嫌ってる。


去年言われたあの言葉が思い出すだけで胸を痛めるんだ。





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