五月雨Week End
そんなこんなで、途中からは圭のノロケ話に花が咲きチャイムが鳴った。
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1日の講義が終わると、圭はバイトに行き、
和仁は家の用事で帰っていった。
俺は、学校の図書館で
勉強してから帰る、と言って2人と別れた。
しばらくの間、ペンをはしらせ集中していたが
ザーザーザーと雨が降り始めた音が
聞こえてきた。
ふと窓の外に目を向けると、
傘をさしている人がちらほら見えた。
(やばっ、傘持ってきてねぇーや。)
今日、雨降るなんて天気予報で言ってたっけ?
なんて考えながら、
このまま雨が止むまで図書館にいるか、
酷くなる前に帰るかで悩んだ。
(まぁ家でも勉強できるしな…。)
悩んだ末、荷物をちゃちゃっとまとめて
帰ることにした。
とりあえず、駅までダッシュだな。