S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
* * *
「明里くん………僕は今、どこにいるのか説明してはくれないだろうか……?」
すみませんすみません!!
心の中で謝るも、思いついた場所がここくらいしかなかった。
私が案内した場所はフードコートだった。
やっぱり、蒼ノ月様は初めて来たんだろうな。
石像のように固まっている……。
「す、すみません……蒼ノ月様ほどの人が来る場所じゃないとは思ったんですけど……フードコートではやっぱりダメですか?」
「フードコート……だと!?」
だからその言い方………。
「い、いや。キミが選んでくれた場所なんだから構わない。ドレスコードは必要ないのか?」
「裸じゃなければ入れます…………」
どこにドレスコードの人がいるのよ。
見りゃわからないだろうか……。
平日の放課後に差しかかる時間ということもあり、フードコート内はざわざわとしている。