S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。


「ここが空いてます!ラッキーでしたね!」



フードコート内の一番角の席に私が座る。



「すごいな……あらかじめ予約を入れることもなく席につけるとは」


「……」



いちいち驚いてることに私は驚いていたけど、きっと筋金入りのセレブともなれば、こういう場所には無縁だろうから仕方ないんだろうな。



「蒼ノ月様はなにを食べますか?色んなお店がありますよ!」



気を取り直して不思議そうに辺りを見回す蒼ノ月様に声をかける。



「空腹というほどではない。だからキミと同じものを頂くよ」


「んー。実は私もお母さんのお弁当も食べたからあまりお腹が空いてなくって……そうだ。たこ焼きにしませんか?」


「たこ焼きなら聞いたことがあるな。食べたことは生まれて一度もないが」


「でしょうね……」


「だが興味はある。オーダーしよう」



オーダーする?

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