S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
「蒼ノ月様は、どうして私と食事を……?」
気になっていた質問を素直にぶつける。
「僕は中等部の頃、幻の称号を手に入れる確信をしていたんだ。無論、あの星ノ宮よりも優れていないわけがないのだと。だが、朝食会の食事に対する意識という点で有栖川先生は───」
“産地、食材、品質などの知識に関する点は見事にパーフェクト。でも、一番肝心なことが見えていなくてよ! ”
……と、蒼ノ月様にも容赦なく指摘をしたローランド先生が下した評価がSだったそうだ。
火神さんから聞いた話し通り。
「あの日以来、僕は答えを求め続けている」
そりゃカフェテリアでポエマーになってしまうのだろうとひとり納得する。
「そんな時、キミに出会った。ひと口も手をつけないと作った者が悲しむとキミは言ったな?」
「は、はい」
「その時なにかに気づけそうだった。だからもう一度、明里くんと食事をしたいと思った」