S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
「ただ、どうしても心配です……最近、元気がないんです。学校にも来てなくて……っ。なにも力になれないまま、火神さんが襲われるようなことにでもなったら……」
自分を許せない。
だからって私にはなにが出来るんだろう。
まだ、友達と呼んでも許されるのかわからないのに……。
「それを彼女に言ってあげなさいよ」
「え?」
俯いた顔を上げると、優しい目元に変わったローランド先生と目が合った。
「んもぉっ!わからないの?それが彼女にとって嬉しいことなのに!」
「火神さんが嬉しい?」
「自分を思って心配してくれている人間がいるって、とても嬉しくなるものだと思うわよ」
ローランド先生の優しい声音が胸に響いた。