S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。


「それにあなたも青薔薇の制服を着ているのだから念の為、気をつけなさいよ?」


青髭が微かに見える顔面をぐっと近づけて、指をたててくる。



「はいっ!怖いですよね……私も用心したいと思います……」


「あんらぁ!怖がらせるつもりじゃなかったのよぉ!?けど、大丈夫。あなたの顔を見たら、庶民とお嬢様を間違えたことにすぐに気づくでしょうから!」



全く励ましになってないどころか、なんて失礼な先生なんだろうか……。



「ワタシの方こそ物騒な男には用心しないといけないわねっ!!怖いわぁ……!!」



……先生、その心配は無用です。


現役レスラーの可能性だってあるローランド先生を見たら、犯人はその場で呼吸が止まります。


……とは思ったけど。


ローランド先生って本当にいい人だな。



火神さんの言う通りだね。


そうやって火神さんのことを考えていたら、やっぱり今すぐ会いたくなった。



────私の片想いでもいいから。

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