S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。


「ローランド先生も目を凝らして見てるから、気をつけてね!」


「わ、わかった!」



この先は、廊下ですれ違う人はみんなローランド先生だと思って過ごそう……。


それくらいの意識を持っていないと、SS評価なんて手が届かない!



「てか、王子の奴はまだなの?遅くない?」


「確かに……。椿、どうしたんだろ」



ホームルームが終わってからもう結構経っている。



「なんなら、わたしが教えてあげよっか?」


「火神さんが!?」


「ウチなら広い和室もあるしさ?どう?」



火神さんの家で………。

組長のいらっしゃるご自宅で華道を?


“ 仁義 ”


“ 愛信美魂 ”と書かれた掛け軸とかあるんだろうか……。



それにきっと顔面凶器……じゃなくて、ノブさんみたいな人達がたくさんいるわけで。

< 213 / 358 >

この作品をシェア

pagetop