S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。

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この日、学園中に衝撃が走ることになるとは夢にも思わず私は登校した。



おもてなし会を明後日に控えた今日。



朝一番でローランド先生にレシピを決まったことを報告した。



｢んまっ！クッキーですってぇ！？｣


｢ローランド先生、声が……｣



デカい上にどう聞いても男性丸出しの声なんですけど……。


結局、あの日以来、椿に味見をしてもらう機会がなかったクッキーは火神さんに食べて頂いた。



シンプルだけど美味しいと言ってもらえたから、迷いを捨てこのレシピに決めた！



｢あんらまっ。でもこのレシピは卵不使用なのね？いいんじゃないかしら｣


｢はい！アレルギーの方が万が一いても、食べてもらえるレシピに出来るだけしたかったので！｣



お友達みんなと食べれるように、とお母さんが子供の時にそうしてくれたからだ。


レシピに目を通してもらい、最終的にオッケーが出た。



よしっ！


これであとはおもてなし会で食べてもらえるように頑張るのみだ！