S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
* * *
────まもなく、私の運命が決まる。
来賓の方には一切見向きもされないまま、おもてなし会は無事に終わりを告げた。
緊張感はまだ消えない。
私は、ローランド先生専用の部屋の前で立っている。
次に名前を呼ばれたら、私の番。
最終評価を言い渡される!!
「ううっ……悔しい……っ」
「お嬢様……お気を確かに。来年また共に頑張りましょう」
私の前に入っていったお嬢様が出てきたけれど、その目にはキラリと光る涙が。
執事に支えられているけど、相当ショックなのが伺える。
「榎並明里!」
「はっ、はい!」
この期に及んで人の心配をしている場合じゃない。
「さぁ、座りなさい」
中へ入るなり、私はローランド先生の目の前に座った。