S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
「まずは、ここまでよくついてきたわねぇ」
ローランド先生は私の名前が書かれたファイルを開いた。
これまでの評価がつけられているのだろう。
「右も左も分からない中、あなたなりに努力をしようとした姿には関心したわぁ」
「ありがとうございます……っ」
膝の上で握った手のひらが汗をかく。
「朝食会でのあなたの感想に、心を打たれたわね。当初に比べて、目の輝きも違うもの。素敵なレディへと近づいて嬉しい限りよん」
私自身、変わっているのかはわからないけど。
振り返れば、がむしゃらに取り組んだ三ヶ月だったと思う。
「よく頑張ったわね」
ここまではいつものローランド先生だった。
「榎並明里。あなたの最終総合評価は───」
緊張が走る。
お願い……お願いだから、どうか……。