S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。


「……っ、やります!私、絶対称号を手に入れてみせます!」



あまりの言われように私の心に火がついた瞬間だった。



「そう言うだろうと思っていたよ。キミの両親には話しをつけてある」



だからさっきウチの豆腐屋から出てきたのか、ラスボス。


住居侵入罪で通報してやろうと思ったけど、その必要はなさそうだ。



「わたしはね、キミのその威勢のよさは気に入っているんだ。だからどうか、ガッカリさせないでもらいたい」


「もちろん……私は消えないし、両親が愛してるこのお店も潰しません!」



なんとしてでも、絶対に阻止だ!



「フン。庶民の本気とやらを見せてくれ。お手並み拝見といこう」

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