クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~





「あ〜あ。行きたかったな…みんなで別荘」


帰り道、肩を落としながらそう呟く。


「校長に頼んでみる?俺が言えば特別に…」


「それはダメだよ…いくら黒川くんのお父さんだからって…特別扱いは…」


「んーだよね」


私たちの校長先生は、黒川くんのお父さんでもあるから、黒川くんは特別に屋上の鍵を借りたりなんかしてるけど…人数が多いと話は別だ。


学生だけの外泊で、何か問題が起きればそれこそ面倒なことになるし。



「美蘭ちゃんが言ってたように、私たちの担任は絶対そう言うのついて行ってくれなそうで…」


「俺らの担任も」



あぁ、やっぱり卒業まで諦めた方がいいのかな…。



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