クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~
「…はっ!いや、えっと…」
黒川くんのことをまだ若干恐れてる塚本くんは目をキョロキョロさせながらしゃべりだす。
塚本くんは、一度私と学園祭の買い出しに行こうとしたのを黒川くんに見つかって激怒されたことがある。
それがきっとトラウマなんだろう。
「さっき、水田さんも言いかけてたけど…俺らの学校、生徒の集団外泊には学校の先生が同伴じゃなきゃいけないんだよ?」
「はっ?!なにそれ!!!!」
楓ちゃんが大きな声で驚く。
「は、塚本、おま、なにふざけたこと言ってんだよ」
「本当だよ、音楽」
変な歩き方で塚本くんにふざけて絡んだ音楽くんに、美蘭ちゃんがちょっと残念そうな顔をしてそう言い切った。