ワケありルームシェア
「じゃあ、呼んだら入ってきてくれよ。」
「はい。」
そして先生が教室に入っていく。
転校生が来ると紹介でもしたんだろう、部屋からすごく大きなどよめきがある。
本当に、こういうのやめて欲しい。
「緋山! 入っていいぞ!」
はぁ、じゃあ。
_______________ガラッ。
供託の横に並ぶ。
「緋山螢です。」
一言。
すごく簡潔でいて、自分のことを伝えることが出来る文。
「緋山、それだけか?」
「まぁ。」
「よろしくの一言もないのかい?」
「別に、友達を作りに来たんじゃないですし、どうでもいいです。」
友達は、自分から望んで作ったことなんてないな。
「ということで、新たな個性的なキャラが追加されるが、仲良くしてやってくれ。」
「「はぁい!」」
「………仲良くなんてしなくていいのに。」
「なんか言ったか?」
「いえ。 あの、僕の席は?」
1秒でも早く目立たないところへ。
「窓側の一番後の哀川の隣だ。」
え、哀川って……。
「あ、緋山君。さっきぶり、だね。」
「そうだね。」
やっぱり哀川さん。
「はい。」
そして先生が教室に入っていく。
転校生が来ると紹介でもしたんだろう、部屋からすごく大きなどよめきがある。
本当に、こういうのやめて欲しい。
「緋山! 入っていいぞ!」
はぁ、じゃあ。
_______________ガラッ。
供託の横に並ぶ。
「緋山螢です。」
一言。
すごく簡潔でいて、自分のことを伝えることが出来る文。
「緋山、それだけか?」
「まぁ。」
「よろしくの一言もないのかい?」
「別に、友達を作りに来たんじゃないですし、どうでもいいです。」
友達は、自分から望んで作ったことなんてないな。
「ということで、新たな個性的なキャラが追加されるが、仲良くしてやってくれ。」
「「はぁい!」」
「………仲良くなんてしなくていいのに。」
「なんか言ったか?」
「いえ。 あの、僕の席は?」
1秒でも早く目立たないところへ。
「窓側の一番後の哀川の隣だ。」
え、哀川って……。
「あ、緋山君。さっきぶり、だね。」
「そうだね。」
やっぱり哀川さん。