ワケありルームシェア
部活へ行くと、みんな険しい顔をしていた。
「ねぇ、おかしくない。」
「うん、どうしたんだろう。」
緋山君も異変に気づいた。
いつもなら集まってすぐいなくなる理駆先輩や莎駆先輩も動かない。
眞白先輩もすぐにはくっついてこない。
こういう時の眞白先輩に話しかけても良い回答がこないって茜先輩が言ってた気がする。
「あ、茜先輩。これはどういう状況ですか?」
「哀川さん、やっと来たのね。」
「み、みっちゃん!」
「部長、おかしいですよ。」
「十分承知だ。」
「哀川!今日は先生が見回りに来る日なんだってさ!」
「澪月、初めての日だね。」
先生の見回り?
「いつも通りじゃダメなんですか?」
「哀川さん、いつも僕達は何やってたの。」
緋山君に言われて気づく。
「あ、何もしてない、ですね。」
外からぽつり、ぽつりと雨の音が聞こえてきた。
「ねぇ、おかしくない。」
「うん、どうしたんだろう。」
緋山君も異変に気づいた。
いつもなら集まってすぐいなくなる理駆先輩や莎駆先輩も動かない。
眞白先輩もすぐにはくっついてこない。
こういう時の眞白先輩に話しかけても良い回答がこないって茜先輩が言ってた気がする。
「あ、茜先輩。これはどういう状況ですか?」
「哀川さん、やっと来たのね。」
「み、みっちゃん!」
「部長、おかしいですよ。」
「十分承知だ。」
「哀川!今日は先生が見回りに来る日なんだってさ!」
「澪月、初めての日だね。」
先生の見回り?
「いつも通りじゃダメなんですか?」
「哀川さん、いつも僕達は何やってたの。」
緋山君に言われて気づく。
「あ、何もしてない、ですね。」
外からぽつり、ぽつりと雨の音が聞こえてきた。