無気力王子とじれ甘同居。
大貴は「あ〜聞いてたんだ」と頭をかいた。
「おっけーしたの?」
「…は?なんでだよ。するわけねーじゃん」
大貴は私の質問に目を開いて驚いた顔をしてからそう答えた。
…え?
「…なんで?付き合えばいいのに。可愛かったじゃーん」
「…なんでって…お前」
「ん?」
なぜか大貴は少し困ったような顔をしてため息をついてから「なんでもない」と言って、私の選んだアイスを持ってスタスタとレジに向かった。
何あれ…。
なんか気に障った言い方したかな?私。
大貴の言動に頭にはてなを浮かべながら、私は大貴を追いかけてコンビニを出た。