君を、ずっと。【完】



まだ、好きなのかもわからない


前までの自分はきっと理人さんのことが好きだったのだろう

付き合っていたの、だから。



でも、今の私は?



けれどそんなこと考えている暇も私には与えられなくて


「バイク、後ろ乗れる?」

駐輪場に止めてあった、大型のバイク。


ヘルメットを渡す理人さんの笑顔で、そんな考えは消し去られていた。


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