君を、ずっと。【完】




「わ…私、バイク乗るのはじめて…」


覚えていないわけだから

やることなすこと全部がはじめてになる。


だけどすべて覚えている、理人さんからしたらはじめてじゃないかもしれない。


「あっ…」

口に手をあて、顔を俯かせる。


それに気が付いた理人さんが私の頭に手を置いてふっと鼻で笑った。


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