君と私の約束
泣いて目が腫れて、みっともないので、お風呂に入ろう。と思い入って出てきた。


何やら、リビングから話し声が。


「私はっ!私は愛梨とかわれるもんなら変わりたいわ!!なんであのこなのっ!!ねぇ、どうして?もっと悪い人も、年をとった人もたくさんいるのに!!ゆりが生まれてから、ゆりに構いっきりで、何もして挙げられなかったし、構って挙げられなかった。寂しい思いをたくさんさせたのに!!」


ぱぱはただ黙っている。


痺れを切らしたのか、ぱぱが

「お前は何でいつもそうなんだ!そんな言い方をしたらゆりが傷つくだろ!きいてたらどうするんだ。」


もう、無理だった。私のせいで、家族が喧嘩するのも、泣くのも嫌だった。

気づいたら、リビンを開けて


「私は、大丈夫だから。ね?笑って?お願いだから笑ってよ」と、泣きながら言っていた。


「ごめんなさい、取り乱しちゃって。愛梨、お母さんとお父さんは愛梨の事を支えるから、最後まで幸せに過ごしましょう?」


「あぁ。それもいいな。」
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