【完】猫のもげ太
猫の寿命
たどり着いた寂れた公園。
遊具の裏で雨宿りした。
こんなに冷たい雨が降っているのに、
身体が焼けるように熱い。
ボクの身体は消えかかっていた。
猫は、自分の寿命が分かる。
そうか…。
ボクはもうこれで。
…死ぬのか。
だから流れ星はボクに、奇跡をくれたんだ。
ありがとう。
ただ言えずに死ぬよりも
伝えられて、幸せだ。
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