【完】猫のもげ太
悲しみの雨


ボクは走り出した。





なんでそんなイジワルなこと言うんだ。





こうしてキセキは起きたのに。






流れ星が流れたら、もう一度キセキは起きるかもしれないのに。






ご主人様はなぜボクを信じないんだ。






冷たい雨が降り出した。







振り返れば、また独りぼっち。





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