エリート上司の過保護な独占愛
沙衣と裕貴がつき合いはじめて一カ月が過ぎた。
多忙を極める裕貴との時間は、会社で過ごすことがほとんどだった。しかし向けられた視線に、いままでと違うものを感じたり、人気(ひとけ)のないところでこっそり交わす恋人らしい会話。ゆっくりとふたりのペースで恋愛は進んでいた。
そして明日沙衣は、二十六歳の誕生日を迎える。都合よく土曜日が誕生日にあたるので、金曜の夜から裕貴とふたりで過ごすことになっていた。
ふたりにとっては、はじめてふたりで過ごす夜だ。沙衣はうれしいけれど、日増しに高まっていく緊張でドキドキしていた。
さすがに、泊りのことまで絵美に相談するわけにはいかない。それに相談しようにも絵美は今日、有給で休みをとっている。
何か参考になる項目があるかもしれないと思い、絵美から借りている『本当の恋を手に入れる方法』をバッグに忍ばせていた。
昼休みにでも読もうと思っていたけれど、結局のところ絵美がいないぶん、仕事が重なってゆっくり休憩をする時間もなく、終業時刻を迎えた。
待ち合わせは十九時半。そこから食事をしてから裕貴の家に向かうことになっている。
多忙を極める裕貴との時間は、会社で過ごすことがほとんどだった。しかし向けられた視線に、いままでと違うものを感じたり、人気(ひとけ)のないところでこっそり交わす恋人らしい会話。ゆっくりとふたりのペースで恋愛は進んでいた。
そして明日沙衣は、二十六歳の誕生日を迎える。都合よく土曜日が誕生日にあたるので、金曜の夜から裕貴とふたりで過ごすことになっていた。
ふたりにとっては、はじめてふたりで過ごす夜だ。沙衣はうれしいけれど、日増しに高まっていく緊張でドキドキしていた。
さすがに、泊りのことまで絵美に相談するわけにはいかない。それに相談しようにも絵美は今日、有給で休みをとっている。
何か参考になる項目があるかもしれないと思い、絵美から借りている『本当の恋を手に入れる方法』をバッグに忍ばせていた。
昼休みにでも読もうと思っていたけれど、結局のところ絵美がいないぶん、仕事が重なってゆっくり休憩をする時間もなく、終業時刻を迎えた。
待ち合わせは十九時半。そこから食事をしてから裕貴の家に向かうことになっている。