エリート上司の過保護な独占愛
「ずいぶん、タイミングがいいな」
そういってドアを開けると、ホテルの係員がワゴンを押して入ってきた。それと同時にいい香りが部屋に漂う。
「適当に置いてくれる?」
裕貴の指示通り、食事をテーブルに並べると丁寧に頭を下げてから従業員が出て行った。
もう一度隣に裕貴が座る。
「本当はキチンとしたレストランも予約してたんだけど、こんな時間になったから。これで我慢して」
部屋の時計はすでに二十一時半をすぎていた。とっくに予約の時間はすぎているのだろう。
「ここのレストランで食べることもできるけど、俺は沙衣とふたりっきりでゆっくり過ごしたかったから、勝手にルームサービスにした」
つき合い出してから時々見せる、色っぽい表情に沙衣はドキンと胸を高鳴らせた。
「私も、ふたりっきりがいいです」
頑張って素直な気持ちを伝えた。それがうれしかったのか、裕貴が沙衣の隣に座りながら、「よかった」とつぶやいた。
「さあ、食べよう。きっと食べてるうちに緊張もほぐれる。本当は乾杯するべきなんだろうけど、それは誕生日になってからにしよう。一番にお祝いしたい」
裕貴のひとつひとつの行動すべてが、沙衣への気遣いと思いにあふれている。
(こんな幸せな時間を手放そうとしていたなんて、私はなんて馬鹿だったんだろう……)
「いただきます」
満面の笑みで手を合わせて、うれしい気持ちがあふれ出る。裕貴もそれを理解して少し遅い時間だったが、ふたりっきりのディナーが始まった。
そういってドアを開けると、ホテルの係員がワゴンを押して入ってきた。それと同時にいい香りが部屋に漂う。
「適当に置いてくれる?」
裕貴の指示通り、食事をテーブルに並べると丁寧に頭を下げてから従業員が出て行った。
もう一度隣に裕貴が座る。
「本当はキチンとしたレストランも予約してたんだけど、こんな時間になったから。これで我慢して」
部屋の時計はすでに二十一時半をすぎていた。とっくに予約の時間はすぎているのだろう。
「ここのレストランで食べることもできるけど、俺は沙衣とふたりっきりでゆっくり過ごしたかったから、勝手にルームサービスにした」
つき合い出してから時々見せる、色っぽい表情に沙衣はドキンと胸を高鳴らせた。
「私も、ふたりっきりがいいです」
頑張って素直な気持ちを伝えた。それがうれしかったのか、裕貴が沙衣の隣に座りながら、「よかった」とつぶやいた。
「さあ、食べよう。きっと食べてるうちに緊張もほぐれる。本当は乾杯するべきなんだろうけど、それは誕生日になってからにしよう。一番にお祝いしたい」
裕貴のひとつひとつの行動すべてが、沙衣への気遣いと思いにあふれている。
(こんな幸せな時間を手放そうとしていたなんて、私はなんて馬鹿だったんだろう……)
「いただきます」
満面の笑みで手を合わせて、うれしい気持ちがあふれ出る。裕貴もそれを理解して少し遅い時間だったが、ふたりっきりのディナーが始まった。