【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「あれって、瀬戸口じゃね?」
自販に向かう途中。
体育館と校舎をつなぐ廊下を歩いていると、窓の外を指さす桐崎。
桐崎が指さす場所を見て、思わず目を丸くする。
人気の少ない体育館裏。
そこで、数人の女子に囲まれてる瀬戸口。
明らかに、言い合ってる様子で。
…何やってんだよアイツ。
「って、お前には興味ねーよな」
「…」
…そうだ。興味なんてない。
そもそもアイツがどうなろうが俺には関係ないし。
ましてや女の問題に首突っ込むなんて、面倒なことに巻き込まれるだけだ。
だから、
見て見ぬふりすればいい。