【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「もうそろそろ帰ろっか」
本屋から出たあと、しばらく外のベンチで休んでいると洸くんはそう言って立ち上がった。
「そうですね」
私も立ち上がる……と
ギュルギュル…
お腹に痛みが走った。
おっ、お腹がいたいっ…!
もしかしてさっきアイス食べすぎたから!!
………あっ、もう大丈夫かも。
なんて、安心したのもつかの間。
ギュルギュル…
お、おおおお腹がいたいいいいい!!
もう無理っ!我慢出来ないっ!!
「す、すみませんっ!ちょっとおトイレ行ってきますっ!!」
「えっ、新奈ちゃん!?」
洸くんに告げて、私はトイレに向けて無我夢中で走り出した。