側婚
「居るのね……」

「はい…」

福永さん…。結婚を考えている人が居たんだ……。

福永さん良い人だから…居るに決まってるよね……。

「居なかったら、私のおすすめのキレイな子を紹介したのに……」

「他の方に紹介してあげて下さい」

「その結婚を考えている子はキレイなの?」

キレイなんですか?

「あの…もう仕事に戻らないと……」

「キレイなのか教えてから行って!!!」

「それは…」

「おい!!! くだらない事聞いてないで、仕事に行かしてやれ!!!」

キッチンの奥の方から、長倉さんが大声で言う。

「くだらない事って何よ!!!」

そうですよ!!!

「別に今日聞かなくても良いだろ!!! 次に来た時に聞け!!!」

「次っていつ?」

「いつでも良いだろ!!!
早く行かすんだ!!!」

「……分かりましたよ…。行って……」

「奥さん。
明日来ますよ」

「……本当?」

本当?

「はい!
必ず明日来ます!!」

「必ずよ!!!
私、待ってるからね!!!」

私も待ってます!!!

「はい!!!」

作られていない笑顔だ……。



だけど…本当に来てくれる?
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