最低男子
あぁ、こういう事?
私が入る前からこういう関係だったのかな。
一瞬にして色々な事が頭に浮かんだ。
私はわざと足音を立てて、お店に入ると…焦ったようにえりと陸は離れた。
『おはよう』
「おはよう」
気まずさMAXだった。
私、どういう顔してればいいのかな。
でも、こんな事どうでもいい。
陸とえりが付き合っていたって私には関係ない。
なのに、動揺して、どうすればいいかわからない自分がいた。
その10分後にはいつも通り開店した。
えりと陸は何もなかった様にニコニコと話していた。
人を巻き込んどいて…
ちゃんと責任を取って欲しい。
なぜか、陸とえりが気になっている自分がいた。