浅葱の贖罪
私は、気付くと涙が出ていた。

人の優しさに感動したのだ。

「ごめんなさい。でも、涙がとまらなくて…」

すると、おじいさんは、言った。

「大丈夫だ。好きなだけここにいたら、いいさ。その代わり、キッチリと働いてもらうぞ。」

おじいさんは眩しい笑顔でそう言った。



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