【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
第6章〜偽りの世界の果てに〜

世界崩壊へのカウントダウン











〝裏百花繚乱〟





この世界の異変に気づき、3大魔法使いを元にこの世界を壊すために作られた新しい組織。







この偽りの世界を壊すと決めた数日前。



私は3大魔法使いの元に怜桜と悠と訪れ、この組織の存在を知り、所属することとなった。







「決行するなら明日やな。こっちの動き気づかれる前にさっさと動いた方がええ」






冬休みに一度訪れたことのある悪の組織のようなお城の一室で。




学先輩が真面目な顔をして話の結論を出す。






ただ今裏百花繚乱のメンバーが集まって会議中。




裏百花繚乱のメンバーはコタ、珠樹、学先輩、翼先輩と見知った顔ばかりだった。







「そうねぇ。玖音はどうやらこの世界では絶対の存在みたいだし、気づかれない内に壊すのが賢いわよねぇ」






学先輩の出した結論に微笑みながらも一番にコタが肯定する。







「確実な情報を紗久から得た今、あちらより先に動く事が先決。裏百花諸君、動くのは生徒の混乱を避けるためにも明日の夜、だ」






そして2人の言葉を聞いてずっと黙っていた理事長が最後に話をまとめた。







明日、この偽りの世界は壊される。















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