ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
「そうだな……と艶が出てきたな。良さそうだ」
言われて見てみると、確かにお米の一粒一粒が艶々だ。
「きゅうりを縦に4等分して、1センチ幅に切ってくれ」
「そう言えば、きゅうりを入れるって言ってましたね」
きゅうりを洗って、言われた通りに切っていく。
それを酢飯の上に入れた。
「で、さっき炊いた具も汁を軽くしぼって入れて、混ぜる」
「はい」
切るように、切るようにと念じながら混ぜた。