ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

「そうだな……と艶が出てきたな。良さそうだ」


言われて見てみると、確かにお米の一粒一粒が艶々だ。


「きゅうりを縦に4等分して、1センチ幅に切ってくれ」


「そう言えば、きゅうりを入れるって言ってましたね」


きゅうりを洗って、言われた通りに切っていく。


それを酢飯の上に入れた。


「で、さっき炊いた具も汁を軽くしぼって入れて、混ぜる」


「はい」


切るように、切るようにと念じながら混ぜた。

< 313 / 445 >

この作品をシェア

pagetop