ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

       ☆


いつの間にか眠っていたようで、ノックの音で目を覚ました。


ノックが何度か続くうち、ぼーっとした頭がクリアになっていく。


そうだ、崇さん……!


勢いよく起き上がると、扉を開けた。


「すみません、寝てました」

「あ、起こしたか。悪かったな」

「いいえ。それで?」


私はぼさぼさになっているであろう髪の毛を手櫛で整えながら、彼を見た。


崇さんが働いてくれている間、悠長に寝てしまうなんて不覚だ。


「作り置きが終わったからお暇しようと思って」


「ああ、できたんですね。遅くまでありがとうございます」

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