君から最後の恋文 〜love-letter~
「櫻ちゃんっ」
「うん、どうした?」
恋文は頬を染めて涙を流しながら
「私もね、大好き!」
儚く、綺麗に笑った。
あぁ、そうか。
手紙、嬉しかったんだ。
「手紙、また書くな」
俺がそう言うと嬉しそうに頷いて
また、俺に抱きつく。
「うんっ、うんっ…櫻ちゃん好きっ」
あー、可愛い。
なんで、こんな可愛いんだろ。
俺はそんな恋文にキスしようと
おでこをコツンとくっつける。
「櫻ちゃん………大好きだよ」