旦那様は甘くて意地悪
目覚めると朝で、直樹さんは隣で眠っていた。
自分が裸なのが何だか恥ずかしくてモゾモゾしていたら、直樹さんに急に抱きしめられた。
「おはよう円」
「お、おはようございます」
「朝から布団の中でモゾモゾするなんて、俺を誘ってる?」
「ち、違います」
「でもさ、円って結構大胆なんだな?俺にしがみついて離れなかったし」
直樹さんは私に意地悪を言ってくる。
「意地悪」
そう言って直樹さんから顔を背けて不貞腐れると、直樹さんは私の顔を直樹さんの方に向かせた。
「そんな不貞腐れるなよ。円があんまりにも可愛いからイジメたくなるなっただけ。でも……抱きたくなった」
「えっ!?」
「ダメか?」
少し悲しそうな顔で私を見つめる直樹さんに、私はダメとは言えなかった。
「円、これからもずっと大切にするから。愛してる……」
私に愛を囁くとキスをした。
私達の出会いはきっと運命で、初恋の彼が今では旦那様なんてあの時は考えられなかったけど、彼の愛に包まれて私は幸せだ。
