雨と桃
水声
モタモタと自分のクラスに入る
雨音がクラスに入ると教室がざわざわし始める
「やばい!Amaneと同じクラスだぁ」
「まじ!どうしよう!仲良くなれるかなぁ?」

雨音はこういうことは慣れっこだったので特に気にせず自分の席に向かう

「あれ?もしかしてさっきの?」
後ろからあの甘い声がする
ドキッとして後ろの席に目を向けるとあの可愛らしい少女が座っていた

今にも少女の手をとって抱きしめたい衝動に駆られたがさすがにそれは相当のやばいやつなので気持ちを抑えつつ
「あ、同じクラスだったんだね。よろしく」
と雨音が答えると
少女は「よろしく!私は橘桃那っていうの」と挨拶をしてくれた
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