ちび太とゴリさん。


「いつ私が殴ったて言うんだよ!!」



たとえ胸ぐらを掴んだり、引きずった事はあっても。

殴った事なんて一度もない、はず。



その時。



「あれ?宇佐美さんに、青柳くん??」



背後から委員長が現れた。



その瞬間、一気に冷や汗が止まらない。

だって、この状況ヤバ過ぎる。

ちび太は頭を抱えてしゃがんでいるし、私はついさっきまで声を上げていたし。



気づかれた…??見られた…??



「「………」」



きっと同じ事を考えたであろうちび太もフリーズ。



「2人ともどうしたの?」



何も身動きしない私達に不思議そうな声をかける委員長。

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