永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
-------え……

何言ってんの。敦……


「俺なんかよりずっといい男なのになんで俺にしちゃったわけ?」


なんで…なんでそんなこと言うの。


あたしが好きなのは敦なんだよ?


バシャンッ


あたしは思いっきり自分が持っていたジュースを彼に投げつけた。


敦の服はびしょびしょになり、地面には蓋が開かれた状態でジュースが流れ出てしまっている。


「あたしは……敦が好きなんだよ……?」


「小梅……」


「敦だって同じじゃない!あたしより、紗江子の方が好きなくせに!」


もう……わかっているんだよ。
小梅より紗江子の方が好きなこと。


「もうこんなのやだよ……結局、敦が見てるのは紗江子じゃん……」


目頭が熱い……


「違う……「もういい!あたし、別れる!」


「小梅!」


あたしはその場から逃げ出した。


敦の声なんて無視して……


ばか。敦のばか。


なによ。三澤くんにすればよかったって……


やっぱり敦はあたしのことなんか……小梅のことなんか見ていないんだ


偽りで作った紗江子のことを…
今も尚、想い続けているんだ

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