永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「ありがとうございましたー。」


売店でりんごジュースを2つ購入した。


「敦!」

ベンチに座り、俯いている彼の名前を呼んだ。


「はい。これ。」


「わりぃ。」


敦にジュースを手渡すと受け取り、ストローを加えた。


あたしも隣に座ってジュースを飲む。
甘い…


「……せ……」

「えっ?」

「どうせかっこわりぃって思ってんだろ。」


拗ねたように言うから何か可愛い…


「思うわけないじゃん!そんなの考えなくていいんだよ。」


あたしがそう言って笑うと少し赤くなり、再びストローを口にした。


「つーかさ……なんで俺なわけ?」

「えっ?」


ストローを離すと静かにそう言ってきた

質問の意味がわからない。


「三澤に告られてたんだろ。」


一時期……いや、今も三澤くんはあたしのことが好きなのかもしれない。


でもやっぱりあたしは敦が好きで気持ちに応えることはできなかった。


「三澤にすりゃよかったのに。」


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