湖都子のポエム7
幸せを感じた瞬間

つまらない毎日……に
あなたが明るい光を差し込んでくれた
あなたといるだけで幸せを感じた

またあなたといられる……の?
もう泣かなくてもいい……の?
胸が張り裂けそうな想いをしなくてもいい……の?

私……幸せだなって思った
この一瞬で幸せを感じた
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金曜日の夜……
今日も、ひとりぼっちのご飯……おいしくない。寂しさを感じる。涙があふれて止まらない

そこへ、兄がやってきた。出ないわけにもいかない。涙を拭いて、出たけど……泣いてたの……わかるよね……

「美緒……何があったんだ?」
「なんでもないの……」
「泣いてるのに、何もないわけないだろ……」
泣いたわけなんて……言えない……言えない……よ
「本当になんでもないの……」
「なんで言わない?俺じゃ頼りないってことなのか?もしかして、まだあの男のことを忘れられないとか?」
「そんなんじゃない……」
「だったら、言えよ……」
「あのね……彼のことはもう思い出深もセピア色になったし、思い出すこともほとんどないの。でもね…_1人でご飯たべてもおいしくいの……それで寂しくて……」って話したら、涙がこぼれ落ちる
「それなら、うちに戻ってくればいいだろ……」
「でも、もう迷惑かけたくない……」
「迷惑なんて思ったことないから……戻ってこい」
「本当に迷惑じゃない?」
「俺が美緒といたいんだ。もう離さないから……」
私の頬を流れる涙を拭い、ギュッと抱き寄せた。

荷物もほとんどないので、朝……兄の家に行った
太陽の光が窓から差し込んできて、部屋を照らす。光は温かくて……たまらなくホッとした。窓から見上げた空に輝く太陽。あなたが寂しい私の心の太陽……だよ。

「また一緒に暮らせるなんて、夢みたい」
「夢じゃないよ。これからは、ずっと一緒だよ。」
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