湖都子のポエム7
前へ……
ようやく前へ進めた
だからもう過去は振り返らない

自分の足で踏み出さなきゃ
私は未来への一歩を踏み出す
もう立ち止まらない

今……未来への扉が少しだけ開けた気がする
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彼の存在を……想い出を封印するように、心の中から消し去った。

それなのに、なんでまた出会ってしまうんだろう……
あれから、1年以上たってるのに、あなたはあの頃とかわらない。

たまたま出かけたショッピングモール……で、声をかけられた。
「久しぶり……」
もう関係ないのに、声をかけられたくなかったのに……
「お久しぶりです」
「あれから……忘れようと思った。だけど、忘れられなかった。」
「私は忘れたかった。何もかも……だから、全部封印したの……」
「でも、また会えた。やっぱり……」
「先輩と付き合ってたんでしょ?」
「ごめん……美緒ちゃんとは、もうダメなんだなと思って、告白されてつきあった……ても、俺はやっぱり美緒ちゃんが好きだから……終わりにしたくない。もう一度付き合って、俺の隣にいてほしい。」
「もうやめて……ダメ……ダメだよ。他の人とつきあって、やっぱり好きって言われても、やっぱり無理。あれから、私達は別々の道を歩いているのよ。もう、あの頃には戻れないし、戻りたいとも思わない。もう見かけても、声をかけないでください。さよなら……」
「美緒ちゃんが好きなんだ」

その言葉を振り切るように、彼の前を立ち去る。未来への一歩を踏み出せた気がする。


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