湖都子のポエム7
俺はどうして……
もう過去には戻れない
この世界で生きるしかない
何もかも遅かった……のかな?
我慢しすぎた……のかな?
オレは……どうして……
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あの日、美緒に拒絶されて、俺はどうしていいかわからなかった。美緒と会う機会をなくし、耐えきれず……俺はあの頃から……ずっと……ね……事実から目を背けていた
美緒まで失うんじゃないかと思うと、恐ろしいんだ。怖くてたまらないんだ。
美緒がいなくなってから、俺はどうやって生きていけばいいかわからなくなった。
会いたいのに、会えなくて……心が冷え切っていく。まるで氷のように……あの時、なんで自分だけが生き残ってしまったんだろう……彼女が救ってくれた命なのに……
眠れぬ日々……彼女の所に行きたい………処方されていた睡眠薬をいっぱい飲んで眠った。
ここは……どこ?病院だった……彼女のところにいけなかったんだ……
ぼーっとする頭……聞こえてきた足音……ドアが開く音……
「な……なんでこんなこと……」
彼女はいなかったけど、美緒がいた……
「彼女のところにいきたかった……」
「行けるわけないでしょ……もうこんなことしないで…」
「もう俺には何もない……」
「そんなこと言ったら、ママが悲しむ……よ」
「そんなことわかってる。でも……もう無理なんだ……」
「私は何をしたらいい?」
全部ぶち壊すってわかってても……
「じゃぁ、ずっと一緒にいてくれ……よ。美緒が俺をどう思っていても、俺の気持ちは変わらない。美緒が誰よりも、何よりも大切なんだ。俺を離さないで……くれ」
俺は俺なりに、美緒を大切に思っていたんだ。美緒がいてくれるだけで大丈夫だって思える。
「ずっと一緒にいるよ……」
「本当?」
「うん……」
その言葉を聞いて、また眠った。
目を覚ました時、美緒がいた。夢じゃなかったんだ。
あの日のように、お前を手放しはしない。二度と離したくない。お前を離すつもりはない。絶対に離さない。