湖都子のポエム7

夢のような日々が終わってしまう前に……


彼女のいなかった生活に戻る

心臓が裂けるかと思った
オレはもう……
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血のつながらない娘との距離……近くて……遠い……

美緒といると、心地よくて、穏やかに毎日が過ぎていっていた。

仕事でいつもよりも帰りが遅くなった。部屋の電気がついていない。一抹の不安がよぎる。

部屋の電気をつけた。リビングのテーブルの上に鍵が置かれていた。書き置き「もう私なんか、責任感じなくていい」彼女を亡くして寂しかった。だけど、責任を感じてたわけじゃないんだ。

お前がいないとダメなんだ。お前が必要なんだ。夢のような日々が終わってしまう前に……探しに行く……
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