湖都子のポエム7

今……会いにいきます


会えなくなると
ずっと……ずっと……
彼女のことばかり考えていた

今……会いにいきます
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あんなに夢見ていたバンド活動もうまくいかない。彼女もいなくなった。何もかも、うまくいかなくて、イライラする。

そんな時、母から彼女が作詞作曲できることを聞いた。それでバンドのために曲を作ってほしいと頼みに、海辺の町に行った。海の見える喫茶店で、彼女を待っていた

頼むと、
「本当に私でいいの?」
「最近、バンド活動がうまくいってなくて、新しい風を吹かせたいんだ」
「そう……あなたのお母さんから話しは聞いていたので、一応作って見たんだけど……」
元気が出るような曲だった。
「ありがとう……」

東京に帰って、バンドのみんなと歌ってみた。これでもダメなら、辞めようとおもっていたんだ。すぐにCDの話がきて、今までの不調が嘘のように爆発的に売れた。

いつも、彼女は俺の分岐点にいる。きっと、今回のことがなければバンド活動を続けられなかった気がする。

気持ちをつたえることはできなかったけど、彼女とのつながりができた。
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