湖都子のポエム7
光
誰にも必要とされてない
空っぽな心
居場所なんてどこにもなくて
何のために生きてるのか
わからなくなっていた
そんな心の闇に光が射す
生きる力をなくしかけていた私
生きる力を与えてくれたのはあなた
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パパの別荘で1人で住み始めた美緒。一気に色んなことがおこり、心がついていかなくなっていた。
ひとりぼっち……
そんな時、曲を作ってみないかと言われて作ってみた。
そして、彼が会いにきた。1人じゃないと思えて、笑顔になる。こっちにきてから初めての笑顔……
そして、彼から聞いた。高校の時、喫茶店でバイトしてたときに出会っていたこと。そのあと頑張ってバンド活動していたこと。そんなこと忘れていた。私なんかの言葉が、誰かの心を動かすことがあったんだ……私の知らない所で知ってくれていたんだね。見てくれていたんだね。彼が知ってくれていた。
差し出された大きな手をギュッとにぎる。
そう……私は1人じゃないと思えた。私のことを、ちゃんと考えてくれてるって思えた。