湖都子のポエム7
必要?
あなたは本当に私のことを必要……ですか?
あなたの気持ちを全然考えてなかった
私は自分のことばかり……
私が手放そうとすれば
あっさりと切れるような関係
どんな時もあなたは私に優しかった
あなたと一緒にいると楽しい
だけどこれ以上あなたを頼っていたら
きっと離れられなくなってしまう
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したいこともなくて、毎日なんてことなくて、ただ過ぎていく日々。彼がいてくれるだけでよかった。一緒にいて楽しいけど、彼はきっと無理してる。一緒にいるときは、幸せだったのに……頼り過ぎてる気がしていた。
これ以上頼っていたら、離れられなくなる。
また、昔に戻るだけ……だよ……
だけど、夜……
バンドのみんながやってきた。美緒の曲が必要だと言ってくれた。
「本当に私でいいの?」
「美緒ちゃんの曲じゃないとダメなんだ。美緒ちゃんが曲を作らないのなら、バンド活動の休止もかんがえている。」
「え……」
「もう、美緒ちゃんもバンドの1人なんだよ。」
涙がこぼれた。
「でも、ここにはもういられないの……」
「じゃ、今日はどこかホテルに泊まって、これからのことを相談しよう……」
「今までありがとう。迷惑かけてごめんなさい。」と、メッセージを残し、別荘を後にした。