恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
前菜の生ハムや、魚のマリネなどが、綺麗に盛り付けされた大皿に、
ラビオリ、メインは牛肉の煮込みを選び、食事がはじまった。

リュウは夜中から、勤務なので、炭酸水を頼み乾杯する。


私は言いたかった言葉がやっと口から出る。
「リュウはいつも知り合いの女の子にこんな風に高額なものをプレゼントするの?
私には信じられない。」と顔をしかめて言う。

「買った物が気に入らないの?それとも、プレゼントの仕方?」とリュウは首をかしげる。勿論、

「プレゼントの仕方。でしょ」と怒った声が出てしまう。


「よかった。あの、背中が開いてるヤツが欲しいのかと思ったよ」と、笑うリュウ。

論点がずれてますけど!

「こんなに高額な物、私は貰ったことがないけど、すごく負担に感じる。」と言うと

「俺の父親、4年前に心筋梗塞で急に死んだんだけど…」と急に話を変える。

私はその言葉に驚き、悲しくなる。
「いや、ナナコ、そんな顔をしないで…
死んだことじゃあなくて、どんな父親だったかっていう事が言いたいだけだから」と話を始めた。
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