恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「ナナコ、明日実家に帰るって言ってたよね。俺も明日挨拶に行きたい。」

えー!あー、そうだよね。

えーと、
「電話しておかないと
…驚かれるよねやっぱり、
あと、リュウの家にも挨拶に行かないと…」

と思いついて言っている途中で、
リュウはテーブルを回って私の横に立ち、
手を引いて私も立たせる。

ぎゅーっと抱きしめ、
「これで、奈々は俺だけのモノ」

と言って、深くくちずけしながら、

「愛してる」

と何度も言うので、
私はやっと、この人と結婚するんだと分かってきて涙が溢れてきた。




「ナナコ、これからどこに案内して欲しい?」と、リュウは、くちづけの途中で聞く。

私は息が上がっていて上手く返事が出来ない。

「昨日と同じソファーベット?
それとも新しいダブルベット?
後はバスルームも悪くない。」

リュウ、それってさあ、…


「…先に1人でバスルームがいいな」
と返事をすると、

「却下」
とすぐに返され、抱き上げられる。

「ここのお風呂、ジャグジーになってるんだよ。一緒に入ろう」とニッコリ歩き出す。
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