恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
リュウは患者を別室でしばらく休ませて帰すと決め、
家族と話すため、部屋を出て行った。

涼子先輩は注目を浴びてへこむ私の肩を叩き、

「ナナコちゃん、リュウ先生といると、いい表情をしてる」とニッコリ笑う。

「ちっとも、そうは思えませんが」

「とっても、仲良く見える。
…彼はナナコちゃんをとても心配しているわ。
前を向いて生きて欲しいって、
ここにいた時ナナコちゃんにたくさん助けられたから、
今度は自分が助ける番だって言ってたわ。
彼と、キチンと向き合ってね。」

…そうは言われても、困る。


リュウは私の静かな生活をかき乱す。

私は、心の準備がまだ出来ていない。
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