恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
また、ノックの音だ。
今度は誰?と、思うと、

内科医の東野桜子(ひがしの さくらこ)さんだ。
院長の長女で、リュウの同期。
確か同い年だったから37歳のはず。


「岡野部長、午後の委員会の資料です。」と言いながら入ってきて、
「あら、リュウ。上川さん。お久しぶり。」

桜子先生とは救急で夜勤の時に何度か顔を合わせていて、面識がある。

「来週から、復帰させて、いただく事になりました。
また、よろしくお願いします」と挨拶をする。

桜子さんはニッコリ笑ってこちらこそよろしくね。と言う。

相変わらず、キリッとして美しい人だ。

額で切りそろえられた、まっすぐの長い黒髪を揺らし、
モデルのように長身で細身で姿勢が良い。
多分身長は170センチ近くあるかな?
一重の瞳は大きく、
薄い唇は、くっきり赤く彩られていて、
日本人形を思わせるかおだちだ。
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