恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
桜子さんはリュウに向かい、
「午後の4時から委員会があるの、覚えてる?
柳先生の代わりに出る事になってる」と聞いた。

リュウは
「それってどおしても出ないとダメ?
柳のオヤジに押し付けられたんだけど…」と聞いた。

「ちゃんと、出て。
それって、リュウの顔合わせになると思うから。」

「めんどくせー」と、不機嫌な顔をする。


「我儘言わないの。
救急では、リュウが実質ナンバー2なんだから。
他部門との調整も仕事なの。」と桜子さんはリュウを叱る、

すると、チェっと下を向いた。

そういえば、とリュウは桜子さんを見る。

「入職日に院長にあったらさぁ、桜子まだ、結婚してないんだって?
俺に桜子と結婚する気はないかって聞かれたよ。
その場でシッカリ断ったけど、
また、オススメされても困るから、早く嫁に行けよ。」

と、リュウったら、この場でそんな事を言う?

桜子さんは眉間にしわを寄せ、
「大きなお世話よ。
私だって、リュウとの結婚なんて絶対にお断りなんだから、
この病院を継ぐ私を、お嫁にするのは色々大変なのよ。」

「へー、病院継がないとダメなの?
桜子ますます嫁に行けないじゃん。
好きな男がいるんなら駆け落ちでも、なんでもすればいいのに…」
とリュウは驚いている。

「うるさい。リュウは黙ってて。」と桜子さんは怒って、部屋を出て行く。

「あれ、俺、桜子怒らせた?」とリュウは呑気に私に聞いてくる。

今のは、すごーく怒ったでしょうね。
と、心の中で教えてあげた。
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